唐突ですが、おそらく僕は心配性です。

「こうしたほうがいいですよ！」

と住まい手に多くの提案を設計段階でしますが
その提案には自信と不安が同居します。
自信はあるけど、ほんとに気に入ってもらえるだろうか。。。

「芳賀の家」は前回のブログで説明した通り
もともと低い屋根裏部屋のある厨子二階という建築形式。

設計初期での住まい手からの要望は2階を部屋として活用するものでしたが
母屋（これを芳賀の家として工事してます）以外に別棟で離れがあること。
予算と要望とのバランス。その建築がもつ空間的ポテンシャル。
熟考したうえで「2階はつくらない」提案をしました。

大きな吹抜空間をもつ居間（台所・食事室含む）として工事は進み
現在その天井工事の最終盤。

この前、住まい手がこの空間に身を置いて「すごーい！！！」といってくれ
この提案をしたときから続く不安から少し脱却することができました。

完全なる不安からの脱却は引き渡し時。。。
いやいや、神家事務所スタッフ時代の住まい手にお会いして
「建ててもらってよかった」と言われていまだにホッとすることを考えると
心配性は加速していく予感です。(笑)