芳賀の家(再生)は明日がお引き渡し。
小屋裏に何度も上がり、床下に潜り、鼻の穴の中を真っ黒にした現場調査からの約1年半のことを思い出しながら前夜を迎えています。
住まい手は友人夫婦。
「仕事場のそばの古民家を買おうと思ってるけど相談にのってもらえる?」
「古民家はどういう状態かで工事費に差が出るから、良かったら見に行くよ」
見たあと・・・
「ここは材料も立派だし、そこまで傷んでないからいいと思うよ」
それからすぐに
「晋平くんに、設計は頼みたいと思ってるから」
正直、すぐに依頼してくれるなんて思ってなかったので、家に帰って妻に報告。
二人で喜ぶ!(笑)
そんな感じで設計依頼を受けました。
僕が古民家再生を得意としている事務所に勤めていて、何度も担当していることは知ってはいたけど、実際に担当した建築を見たことがあるわけでもないし(その後、当時の施主さんの古民家再生物件は案内しました)、独立後の仕事はまだどれも竣工してない、、、というか工事も始まってない。
そんななかで僕に仕事をくれた住まい手に胸を張って引き渡せるようにやろう。
そう思い続けた1年半でした。
胸を張っていいかは工期が延びちゃったので・・・ですが
職人さんに恵まれ、素晴らしい工事を工務店にはしていただけました。
住まい手家族の人柄を、生活の動きをヒアリングして想像して、想像して設計監理してきました。
明日、お引き渡し。
感慨深いものがあります。